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ベルリオーズって誰だっけ

次の歌曲はベルリオーズの「夏の夜」です。

プーランクの「歌の調べ」を終えて、プーランクを歌うのは好きでも嫌いでもないけれど、あんまり面白さも感じない。次もプーランクと言われたら歌ってもいいかなと思ったけれど、お稽古中に先生から、ベルリオーズの「夏の夜」がいい!と言われて、帰り道でピアニストさんと、幻想即興曲の人だよね、ファウストの劫罰の人だよね、と。要するに二人ともよく知らない。

華やかで大規模なオーケストレーションに長けた人だけれど、夏の夜はもともとがピアノ伴奏。6曲だけれど、元は一人の歌手が通しで歌う想定ではなかったとのこと。……そんな贅沢なことをしているから人生破産の連続だったのね、ベルリオーズさん。

曲を聴いてみたらなかなか面白そうだし、何よりレジーヌ・クレスパン様の演奏(オケだけれど)がすごく美しくキュート。シェエラザードの時もお手本にさせてもらった。詩はゴーティエで、死後のなまめかしさでは苦労したけれど、若いドビュッシーよりは、ベルリオーズのほうがちゃんとゴーティエの詩をわかって曲にできていると思う。ベルリオーズとゴーティエはご近所でお友達だったらしい。

問題は調性で、ベルリオーズ自身がいろんなヴァージョンを作っている。

初版はピアノとオケの二種類あり、調性は違うのだけれど、どれが元の調なのかわからない。

IMSLPによると

1841 (H 81A) - 歌とピアノ版
1856 (H 81B) - 歌とオーケストラ版

1. Villanelle, H 82 mezzo-soprano or tenor
2. Le spectre de la rose, H 83 mezzo-soprano or tenor (A), contralto (B)
3. Sur les lagunes: lamento, H 84 mezzo-soprano or tenor (A), baritone, contralto, or mezzo-soprano (B)
4. Absence, H 85 mezzo-soprano or tenor
5. Au cimitière: clair de lune, H 86 mezzo-soprano or tenor (A), tenor (B)
6. L’île inconnue: barcarolle, H 87 mezzo-soprano or tenor

手元にある楽譜は高声用

私が歌うの、クレスパン様の、オリジナル低声版とあるもの、IMSLPのオケ譜

1. A - A♭ - F - A (Mz Tn)
2. D - B(=H) - B - B (Cn)
3. Gm - Fm - Fm - Fm (Br Cn Mz)
4. F# - F - E♭ - F# (Mz Tn)
5. D - D♭ - B♭ - D (Tn)
6. G - G - D - F (Mz Tn)

うーん。2曲目はちょっと高いと思うけどレンジも広いし、PP中心なので綺麗に歌うほうがいい。
3曲目は高声用でも低いG♭があって、回避可能だけど下げたほうがいい。
移調して歌うのは好きじゃないけど、そんなに違和感なかったし、作曲者が作っているならいいかな。

冬に歌うのは1,2,3。夏に歌うのが4,5,6の予定。
キュンと可愛い1、幻想的で耽美な2、重く暗い3と、雰囲気が違って面白い。

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