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歌の調べ Airs chantés

プーランク好きじゃないって言ってたら、これならどう?と言われた作品。

フランシス・プーランク(1899-1963)
歌の調べ Airs chantés ( FP 46 )

作曲:1927-28年

ジャン・モレアス Jean Moréas(1856-1910)。本名:Ioannes Papadiamantopoulos
ギリシア、アテネ出身。パリ大学で司法を学んだが、詩に強い興味を持ち、主にフランス語で詩を書いた。ヨーロッパ各国を周り、ギリシアに戻って詩の翻訳やアンソロジーなどを出版した。その後パリに戻って、詩作に励んだ。1886年にフィガロ紙に発表した「Le Symbolisme 象徴主義」によって、文学における象徴主義の開祖、1890年代におけるもっとも重要な象徴主義詩人と考えられている。1891年に発表した「Le Pèlerin passionné (情熱的な巡礼者)」が著名。
その後象徴主義から離れ、ギリシア、ローマへの復古を志すようになった。今回の「歌の調べ」はすべてこの時期のもの。
没年にフランスの市民権を得た。

1:ロマンティックな歌 Air romantique
1920年刊行の『Le Septième Livre des Stances』所収。4番。タイトルなし。
https://archive.org/details/leseptimelivre00mor

2:田園の歌 Air champêtre
1905年刊行の『Les stances』所収、sixième livreの1番、Belle source, je veux me rappeler
https://archive.org/details/lesstances00mor

3:荘厳な歌 Air grave
1905年刊行の『Les stances』所収、troisième livreの8番、Ah ! fuyez à présent

4:快活な歌 Air vif
1905年刊行の『Les stances』所収、cinquième livreの1番、Le trésor du verger et le jardin en fête


プーランクはモレアスが大嫌いだったそうで、この作品も闇に葬りたい感じだったとか。
1,2,4はとても速くて跳躍も多い。3はカルメルのメール・マリーで歌ったような感じの曲。全体に声域は低めでドラマティックな感じ。タイトルと内容には(少なくとも日本語では)かなりの乖離あり。

とりあえず歌詞を喋れるようにならないと。

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