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メゾ?ソプラノ?

秋のフランスオペラ。

今日は強風の中、サフォーのお稽古。そこでアールリリック秋の私の役として言われたのが、プーランク「カルメル会修道女の対話」の中のメール・マリー(マザー・マリー)です。

私はアールリリックではリリコ・レッジェーロで始まって、リリコ役ドラマティコ役を経て今はメゾ役。次はソプラノとメゾのどっちが来るかな〜と思っていたら、メゾ役。やっぱりか。でも、ドラマティック・ソプラノとメゾの中間、っぽい。

メール・マリーの初演はRita Gorr。代表作はローエングリーンのオルトルード、あの悪役のオバチャン。アイーダのアムネリス。肩書きはメゾ。

お話は実話を基にした小説で、フランス大革命、ロベルピエールの恐怖政治の中、宗教も弾圧され、修道女たちも世俗に戻るよう強制される。メール・マリーは殉教を主張するが、結局皆が処刑される中、一人残ってしまい、その様子を書き残す。

メール・マリーは貴族(フランス王家につながる?)の婚外子で気位が高く、頭も良く、宗教的情熱に溢れ、強靭な心を持った人。

会話主体のオペラなので、表現は抑制的だと思いますが、なかなか合ってるんじゃないかな〜。

まだ音源を聴いたことがないので、これから勉強です。

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追記。Rita Gorrの声が気に入って、ジャニーヌ・ミショー様と共演している「イスの王」のスコアを開けてみたら、リタの役のMargaredのところに、メゾソプラノか、「ファルコン」と。

ファルコンというのは、Cornélie Falconというフランスの歌手。ソプラノ・ドラマティコで、low-Asからhigh-Dまでの音域が均等に響き、圧倒的な声量を持った人。で、そういう声を「ソプラノ・ファルコン」と言うらしい。ドンカルロのエリザベッタとか、パルジファルのクンドリーとか。

長いオペラ史、変態ソプラノさんは結構たくさんいたようで♪

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さらに追記。念のため、と思ってプーランクのスコアを開けてみると、メール・マリーはSopranoでもMezzo SopranoでもContraltoでもなく、「grand lyrique」。こんなマニアックな表記がされているのは彼女だけ。どうやら、リリコ・スピントとか、リリコ・ドラマティコのことで、蝶々さん、アイーダ、トスカ、マノン・レスコーあたり。

今日もピアニストさんと、フランス人ってドラマティックな声が好きなんですね、という話をしていたのですが、日本で「リリコ・ドラマティコ」なんて声種を名乗る人は聞いたことないなあ。

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