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ソプラノとメゾ

サフォーのお稽古に行ってきました。

なんとかかんとか一通り歌って、帰ってきて録音を聴いていると、サフォーのが終わって前のエルミオーネの録音に飛び、同じ人間の声に聞こえないっぷりにびっくり。

エルミオーネは、コルブラン様ものにしては音が高くて、たまに低いところもありますが、わりとソプラノの声です。サフォーはもうバッチリメゾの役というか、ヴィアルド様の本領はコントラルトだったようで、ちょいちょい高い音もあるのですが、基本のポジションがもう一個下にある感じ。ヴィアルド様のデビューはロッシーニのオテッロのデズデモーナ役だったみたいですが、確かにデズデモーナはエルミオーネよりちょっとポジションが低かったはず。

そういえば、ロッシーニの時代にはメゾソプラノという声種はなかったはず。なのでソプラノと書いてあってもメゾだったり、コントラルトと書いてあってもメゾだったり。

あとは時代もあって、サフォーが書かれたの頃のフランスではマイアベーアのグランドオペラが大当たりしていた時代。マイアベーアは最初イタリア語、のちフランス語でオペラを書いたけれど、ドイツ人なのでディノラーですら音が重い。そしてヴェルディの中期でワーグナーの初期。サフォーを歌っていて、特に1幕になんとなくウェーバーみたいな雰囲気を感じるのは、若いグノーの試行錯誤の中に、ちょっとしたドイツっぽさが混りこんでるんじゃないかと。

ヴィアルド様がサフォーを初演したのは、マイアベーアが彼女のために書いた預言者のコントラルト役フィデスの初演の後。手に入る録音でフィデス役を歌っているのはマリリン・ホーン。ホーンはサフォーのアリアも歌っている。

そういえば、サフォーが終わったら、ドビュッシーの歌曲に戻って、ヴァニエ夫人のために書かれた曲を全部歌うっていう約束をしているのですが、あれはちょっと特殊な声域の使い方をしているけれど基本ハイソプラノ。サフォーはかなり特殊な声域の使い方だけど基本はコントラルト。これ両方合ってるって言われる私の声はなんなんだろう。

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