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エリザベッタ様

英語:エリザベス、イタリア語:エリザベッタ、ドイツ語:エリザベート、フランス語:イザベル…。

エリザベスの映画を3本見ました。ヘレン・ミレンのと、ケイト・ブランシェットの。どちらかというと、ヘレン・ミレンのほうがいい作品だったかな…。ヘレンのエリザベスはずっと自分が年増なことを気にしているわりと普通の女性、男とみんな純愛。前半は幼馴染のレスター伯との愛情〜友情、後半はその義理の息子であるエセックス伯(オペラはここ)への溺愛。もちろんサラちゃんもノッティンガムも出てこないけれど、宮廷の雰囲気とか、女王様の葛藤、エセックス伯(ヒュー・ダンシー)のやりたいほうだいっぷりはカッコ可愛い。
ケイト様のほうは、もうとことんカリスマなケイト様(相変わらず…)が中心。で、ウォルシンガム役のジェフリー・ラッシュ(……あー、マジック・プディングのコアラのヒトだ)が陰謀家でいい味を出してる。。お話は残念ながらエセックス伯とのエピソードの前で終わっている。

しかし、両作品とも、本当にそれ必要なの?と言いたくなるような拷問、処刑、戦争のエログロバイオレンスがちょくちょく出てきてウンザリ。特に宗教(カソリックとプロテスタント)絡みの話はもう、あんた方ほんとに16世紀?と言いたくなる。でもエリザベスの即位は1558年。日本ではその二年後が桶狭間の戦い。あのキチガイバイオレンスな織田信長が宗教弾圧していた時代。他所のことを言えたもんじゃない。
お城の雰囲気も、絢爛豪華なイメージより、この前ニュルンベルクで見てきたようなイメージ。実際、ニュルンベルク城は17世紀の姿を復元したらしい。そういえば映画で使っていたような武器や道具をお城の中で見たなあ…。

ということで、エリザベッタ様はそういう時代の方。

終幕でサラが指輪をやっと持ってきた時に、処刑に間に合わなかった彼女とノッティンガムをなじり倒す場面がちょっと理解できなかったのだけれど、なんというか時代的にアリなのね…。エリザベッタ様は、あの時代にしてはマトモな考え(カトリックとプロテスタントの融和とか)を持っていた人らしいけれど、それでも感情ムキ出しでいいっぽい。

歌う方はだいぶ慣れてきて、そんなに難しく感じなくなったし、声にもぴったり。アリアも一つ目はカバレッタでヴァリエーション遊べるし、フィナーレのアリアはリリックな要素もあって面白い。

何より、今は体調がわりといい。去年のアルミーダの時みたいにぜんそくじゃないし、ノルマ+αの時みたいにずーっと体が重くて集中できないようなこともない(喉の調子は良かったんだけどな…)。去年はそんなこんなでずーっとイマイチ、本番の仕上がりもイマイチだったので、今年は一つ一つを慎重にして、自信を取り戻さないとね…。

最近アクートを重くとっていたので、ポジションをあまり変えずに、久しぶりにもうちょっとアジリタの精確さを追求してみたいと思う。次もリリコ・レッジェーロのもの(マノン)だし。

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