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続・あなたはどこに行きたいの?

あいも変わらず声種の話。

去年の「あなたはどこに行きたいの?」は、私がルチアを歌った時の、いわゆる弱い優しいリリコ・レッジェーロのハイソプラノ、まあでもわりと暗めの声で中音域が鳴るよね、ぐらいだったのが、リリック・コロラトゥーラの清教徒でドラマティコ・ダジリタに振れ、レッジェーロのディノーラでリリコに振れ、アジリタと声域的にロッシーニのセリアが合うようになり、プーロ・リリコ役のフィガロ(コンテッサ)でとうとうスピントに振れてきた……というところまでのお話。演目と振れ方がおかしいじゃないか?というところは後述。

その後、アルミーダできちがいじみたアジリタとバカみたいに広い声域の変態道を邁進し、ノルマで低音とドラマティックな表現が鍛えまくられ、トロヴァトーレでくっきりはっきり、スピントを自覚した、というのが今回のお話。ノルマの共演者にはとうとう「リリコ・スピント」と…。

前にも書いたけれど、私の認識しているドラマティコ・ダジリタ(ベルカントの)というのは、リリコ・レッジェーロにスピントを足した声(ヴェルディ以降のドラマティコにアジリタを足したのじゃなくて)。リリコにスピントを足した声がリリコ・スピントで、その極端なのがドラマティコ(リリコ・スピントとドラマティコの違いは、体験してないからよくわかんない)。

スピントというのは、自分の声に付くはずがないと思っていた要素。私はもともとふわっとした優しい声が持ち味だったはず。これがくっついてきた理由は、体ができてきたというのもあるけれど……演目見返しても、どーかんがえても、おーつかさん。アンサンブルをドミナントするタイプの方なので、周りの声に合わせないといたたまれなくなる病の私は、どんどんひっぱられ、ここに至っている感じ。それとも、もともとこっちに進むべくしてあって、ターボかかっているのか、そこのところは謎。

が、声種というのは、一言では言えなくて、たぶん星型グラフか何かにして分析したほうがいい気がします。
てきとーだけれど、こんな感じかなあ(ソプラノ用)。みんなの声をファイリングしたい気分。

声域上:B high-C D E F
※最高音。

声域下:E D C H A
※中央Cをまたいで、下がどこまできちんと響くか。

最声域(テッシトゥーラ):D F A C E
※五線の中でいちばん鳴る音。

器用さ(アジリタ度): 1 2 3 4 5
※トリルやターンなどのテクニックの細かさ。
メトロノーム幾つまで、八分音符の中にターンがきっちり入るか、を目安にしてもいいかも。

声の色温度:氷 黒 青 紫 赤
※冷たい声から情熱的な声まで。表現ではなくて声質として。

声の清濁:1 2 3 4 5
※1が硬質で澄んだ声。5が太くて分厚い声。
ほんとうに太い声なのか、雑な声なのかがわかりにくいけど。

強さ(スピント度):1 2 3 4 5
※声質の強さ。1がふわふわ。5がヘビー。
声の彩度とイメージしてもいいかも。パステルからヴィヴィッド、メタリックまで。

強靭さ(ドラマティック度):1 2 3 4 5
※アタックなどの強い表現ができるかどうか。1がお姫様、5が人殺せる感じ。

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