« オンボロ・ドラマティック | トップページ | 白峯と響きの謎 »

イル・トロヴァトーレ(のいろいろ間違った)めも

ガラのお稽古が仕上げ的に先行しているので、先に。

立ち(演技)がなかなか覚えられないので、いつも動きのメモを書きます。場面設定とか、その時の心理状態とか、演技のポイントとか。
ついでに自分用のキャラ設定(非公認)も書きます。今回、トロヴァは字幕作らないので一人称二人称はなし。

レオノーラ:たかびーでキッつい性格。女官らしく賢い部分もあるが、けっこう衝動的。S気M気両方あり。
マンリーコ:たぶん顔と声がいいんじゃないかな。切れやすい。マザコン。かっこつけ。要するにテノール。
ルーナ:基本的にマジメ。純情疑惑。権力と怒りを持て余している感じ。胸きゅん系可哀想キャラ。
レオノーラ→マンリーコ:べた惚れ、というか自己陶酔的ラリ中。ダメ男に行って破滅する典型例。
レオノーラ→ルーナ:基本的に無関心。身分とか本来なら理想的なカップルだったはず。

我ながらひっどい。

で、とりあえず自分も含めて歌手の普段の性格はぜーんぶ消去して(でないとなんかお笑いとかネタになってしまいそう…)、これをインプット。とりあえず自分のイメージなので、お稽古していて相手(や演出家)が違うこと考えていそうなら修正する。

今回重唱2つしかやらないので、レオノーラとマンリーコの恋人感よりは、レオノーラのルーナへのドSっぷりが楽しいところ。煽るだけ煽ってだまくらかしておしまいな、天性の修羅場メーカー。もともとマンリーコへの恋もシチュエーション萌え的な感じなので、さらに恋敵登場、私のせいでこの方が…とかなるともう、悲劇のヒロイン感満載で何も見えていない。最初レオノーラはけっこうルーナを憎んでいるのかなと思ったのだけれど、やってみたら単に、ほんとに単に無関心。憎むほどにも興味がないし、男としてもまったく見ていない。だからあれだけ残酷で、けっこう上から目線。要するにSMのミストレス的な。でも恋人には全面服従みたいな。

私は「演じる」こと自体は歌うことほど好きじゃないけれど、別人格になるのはけっこう好き。人間として終わってるでしょ、というようなキャラでも好き。レオノーラは二重唱の最後もう現実を見ていないのだけれど、そういう狂乱的精神状態も好き。

演技的にも音楽的にもとても高揚する曲で、内容もヴェリズモっぽいのだけれど、音楽的にはベルカントの最後の香りを感じられるように、びしっと端整に作りたいところ。レオノーラとルーナは思いっきりお貴族様なのだし、懇願しても屈服せず、音楽に流されないで、発声も崩さないで、カッチリと歌いたい。

今回、レオノーラもマンリーコもルーナもほんとはぜんぜんこんな性格じゃなくて、三重唱やるって聞いた時はこれゼッタイ笑っちゃうと思ってたのですが、案外大丈夫……ってオペラ歌手としては当たり前のことだけど。

三重唱の最初で、二人を間違うところは、私的には「あー、いやん。えーっと、ごめんなさい。間違えました。暗かったもので気がつきませんでした。大変失礼いたしまして…。ところでこのような深夜に何のご用でしょう? ちょっとワタクシ人に会う用事があるんですけれども。はい、どうも失礼いたします」みたいな感じ。……じゃないみたい。日本じゃなくてスペインだから。

ちなみにその時ルーナさんは「やべっ」って思っているらしく。MY設定の純情疑惑は、疑惑取っていいんじゃないかなと思ったり。これが少女マンガならカタキ役に胸キュン、人気急上昇な感じなのですが、さてはてどうなることやら。

|

« オンボロ・ドラマティック | トップページ | 白峯と響きの謎 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« オンボロ・ドラマティック | トップページ | 白峯と響きの謎 »