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アルミーダいよいよ本番

リハの調子はまあまあ。今日はぶっつけです。

アルミーダで一番好きな曲は、1幕フィナーレの中のDeh! Se cara a te son ioです。後半のアルミーダの「Come, oh dio, mi trema il cor!(怖いわ)」とリナルドの「Idol mio, serena il cor!(落ち着いて)」というところの音や表現の絡み方が好きです。楽譜だけ見ているとわかりにくいのですが、同じような音型を歌っていてもtrema(震える) / serena(落ち着く)という単語の表現が違うので、微妙なうねりになって、それが楽しい。

あとやっぱり二重唱、3幕の「Soavi catene, se anire v’ordì, per sempre al mio bene mi unite così.(優しい絆よ、愛によって生まれたなら、永遠に私を、愛する人に繋いでおくれ。)」 歌詞はこれだけで、ゆったりした曲なのにものすごく繊細で難しいし、テノールもソプラノも歌いにくい音域なのですが、逆転三度で男女の声が交錯して、とてもセクシーな感じがします。歌詞もいいですね〜。私もこういう気持ちになれる人がいればいいなあって少しだけ思います。でもこの場面には既に別れの予感があるわけで、そこが切ない。

アリアとか三幕フィナーレとかは派手で、技巧もわかりやすいですが、こういうところも聞かせられるようになるといいなあ…。

ヴァリエーションはみんな、あんまりゴテゴテやっていないのですが、リナルドくんはさりげにhigh-Es。1幕フィナーレです。なんとなく歌いやすいようにつけているヴァリエーションだと、自分がどの音を踏んでいるのかよくわかんなかったりして。

アジリタについては、「音がクリアである」「完全にレガートである」という二つの命題があって、声は同じままなんだけれどよく聞くと音が踏まれている、というのが理想。なんだか音を直接掴みに行くのではなくて、もっと離れたところから、バランスだけで操作するような感覚。しかもそのバランスはその日の声の調子によって違って……まあ、お豆腐作る職人さんみたいな感じ。ぷるんぷるんのお豆腐めざして、今日もがんばります♪

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