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アルミーダ様の終わらない譜読み

これは4つでしょ、6つでしょ、ここは2つでここは4つで。

帰国して、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」のリブレットを読んで感動して泣いたりしてました、全曲4時間半ほどだそうで、DVDはまだ見てませんが。ちょっとオッサン萌え。しかもマイスタージンガーたちが全員職人さんで、親方ということはオッサンであることも間違いないので、忠実に演出されたら、けっこう楽しいかも。

さて、オバサン会社員シンガーとしては、アルミーダの譜読みです。歌なんか書いてあるとおりに歌えばいい、はずなのですが、なかなかそういうわけにもいかないのが不思議なところで。ザックスさんみたいに詩を書いたり旋律を作ったりはしないけれど、職人的作業を経ないと歌は自分のものにならない。アルミーダはとっても難しいのですが、とにかくコツコツ。仕事も歌もね。

・リズムを理解する
4/4って書いてあっても実際は二分音符一拍どりだったりするのでそれを譜面から読み取る。何となくわかる。私はリズム苦手なので、細かいところは拍の番号を入れたり、伴奏と線で結んだりする。ターンなどの装飾音の入れ方を決める。

・音を覚える
アッポジャトゥーラだっけ、実際に歌う(和音外の)音を書かない習慣のところに↓とか↑とか書く。私は↓はほとんどやる、↑は気持ちの入るところだけやる派。どこがそうなのかは何となくわかる。あと間違いやすい音にチェックを入れたりする。

・フレーズを決める
ブレス位置を決める。アジリタの場合、音符が13個並んでいたら、それをどうやって細切れにして歌うか決める。これも何となくわかる。とっても難しくて音が滑る時は、あえて普通と違う細切れにすると安定したりする。

・テンポを決める
♪=120とか書いてあっても、アレグロとか何とか書いてあっても気にせずに、曲がそう歌って欲しそうなテンポが何となく伝わってくる。よっぽど違えば誰かが違うって言ってくれる。

・歌詞を付ける
付いてるんだけれど、いわゆるリエゾンするところをチェックしたり、どの音符でどの歌詞を言うのか微調整する。長いアジリタの時に最後の子音を忘れないように書く。

・強弱やアクセントをつける
書いてあることはやる。歌のところには強弱が省略されていて、伴奏の強弱に合わせるところもある。が、おかしいなと思うところはしない。何となくわかる。

・ヴァリエーションを付ける
慣習的に書いてあるフレーズを変化させて歌わなければいけないところがあり、同じ旋律を繰り返す場合や、フレーズ終わりの音符にフェルマータが書いてあるところなどはほんとうは、歌手はその時代の様式を勉強して適切に装飾しなきゃいけない。無意識でできることもあるし、半日かかって4小節しかできないこともある。

・意味や役を表現する
どの単語がどういう意味なのか勉強して、表現を考える。あとスコアを勉強していると何となく、そのキャラがどういう声なのかわかってくるので、発声を調整し、技術的に足りないところを訓練する。

……ん、総じて、何となくわかる、んですよね…。

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