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強いお姫様

ワーグナーとかトゥーランドットとか。

1/18のコンサートでは、トゥーランドット姫のアリアの他に、ロッシーニのブッファ、どろぼうかささぎの、ニネッタとピッポの二重唱、ニネッタ役を歌うことになりました。ヘヴィ・ドラマティックなドS女と、リリコ・レッジェーロの可愛い召使い。でも自分の中では案外整合していて、むしろヴェルディのソプラノの重い役とかが入ってくるほうが違和感があります。むしろトゥーランドットでもリューを歌うのだったら、この日、ロッシーニはやらなかったと思う。あんまりわかってもらえないけど、なんというか乗っているラインが違う感じ。

先週はワーグナーのハイライトコンサートのお手伝いを少しさせていただいて、本番は観客席にいたのだけれど、歌手もピアノもハープも指揮者さんも、熱〜い感じでみなさまとてもすばらしかった。声フェチな私にはとても幸せな時間でした。ワーグナーは相変わらずさっぱりわからないけど、1曲目のピアノソロの曲はとっても綺麗でうっとり。

で、とっても素敵なメゾさんの歌を聞かせていただいて、強いけれどキツくない声でかっこよかった。タンホイザー(パリ版、らしい)のヴェヌスという、超上から目線の傲慢女(神様)を演じられていて、私にはこういうキャラ無理だーと思っていたのですが、よく考えると次のアルミーダはこういう役。おお、なるほど、こういうふうにすると素敵なのね、と思いながら見させていただきました。できそうにはないけど。

最近自分の声に、あんまり付きそうにないと思っていた「強さ」という要素が増えてきたのはそうなのですが、この声をどういうふうに扱っていけばよいのか。トゥーランドットのアリアはそういう意味ですごく勉強になっています。特に、鳴らしに行かない部分の声のまとめかた。普段使わない、自分の声の中の冷たい部分や、ある意味無機質な音。かといってノンビブラートというわけでもない音。レッスンの録音を聞いていて、ところどころ(言うまでもなく中音に)、自分でうっとりするぐらい強くて自然で綺麗な声があるのですが、余計なことをせずに、喉に負担をかけずに、突き放して歌いきれるかどうか(でもってオンボロな体がその声を支えきれるかどうか)。

最近、私と同じく、「合わせずにはいられない病」を患っている某歌手の方とお話していたのですが、これは、ご一緒させていただいている方の声に無意識にチューニングを合わせに行ったり、響きが混じるように自分を調整してしまう、というもの。持ち声がそうさせるのか、性格なのか何なのか。この1、2年で、付くはずのなかった?「強さ」が入ってきたのはたぶんそのせい。

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