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歌うということのフィジカルな難しさ

人間ドックで、運動していますか? という質問に、歌ってます、と答えたくなったりして。

フィジカルな難しさ、といっても、私はこのオンボロな体をごまかしごまかし歌う方法しか知らないのですが、程度の差はあれ、与えられた楽器しかない、という状況はみんな同じ。

あるとき、「女性センター」的な稽古場をお借りした時に、職員の方に、オペラの世界の男女較差について質問されたのですが……まあナンセンスなことで。私は低声が大好きで、生まれ変わったらバスになりたいけれど、生まれ変わらないとどうしようもない。ないものねだりはできない。

小学生の時の合唱クラブでは、毎朝音楽室に行ってやることが、柔軟体操、腹筋と背筋。夏休みの宿題は、鏡の前で一日20分笑顔を作ること(表情筋)。あと小中高ともに、すごく走らされた(といっても中学ぐらいから体が壊れだしたので私は免除)。高校のコーラス部では、3年の先輩のむっきむきの背中に、歌やってない同級生がびっくりするのが慣例……だったけど、これは学生時代の話。今私が健康だったとして、腹筋とか足上げとか、たぶんしないし、歌やりたいという人に、ではまず筋トレから、とも言わないと思う。

もちろん腹筋も背筋も使うけれど、鍛えないといけないのはインナーマッスルだし、必要なのは歌うための筋肉だから、歌ってしか付けられない。で、またこの筋肉の使い方というのが千差万別で、素晴らしい歌い方をしている人を見ると、ついどういうように体を使っているのか知りたくなります。もちろん、普通は触らせて、というわけにいかないのですが、演技ではそういうチャンスがあって、いろんなことが勉強できたり。

自分自身の体も、何をどう使っているかけっこう謎。だいたい高音を出すのになぜ胴体や顔の筋肉を瞬発的に使わなきゃいけないのか。鳴っているのは声帯なのに。そんなことしなくても歌えるはず。ディノーラのスタッカートで、なんとなく一回ずつ腹筋を使っているのも、別にいらないはず。……って、ちょっとずつロスカットして、シンプルにしていっているのですが、間違ってどうしても必要な部分まで抜いてしまっていたりして。体調によってもかなり違うのですが、まだ自分の中で整理できていない部分がたくさんあります。

歌は体力でも肺活量でもなく、効率。つまり、練習しなきゃね(^^;)

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