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湖上の声域

DVDのロドリーゴはクリス・メリット♪

高音テノールで好きなのは、若い頃のパヴァロッティ、で、メリット。フローレスはあんまり好きじゃありません。湖上の美人のスカラ座DVDのウベルトも、ちょっとイマイチ。ゼッダ先生のCDのほうはマキシム・ミロノフで、これはけっこう好き。

クリス・メリットのロドリーゴは、無理くりワイルドにしているようで、しょぼんとしているところとかすごく可愛くて、エレナちゃん、そんなに嫌わなくていいのに、という感じでした。声質とか雰囲気とか、どっちかというとウベルトのほうが似合うと思うのですが、解説を読むと声域でロドリーゴだったようです。アリア中間部の甘〜いところは最高。

湖上のロドリーゴは、初演がバリトン+ファルセット歌手だったので、声域がlow-Aからhigh-Cという、今のファルセットを使わない演奏では、人外魔境になっています。しかもhigh-Cからアルベジョで降りてきてlow-Aまで落ちるとか♪ エレナもBからlow-Bの跳躍とかあって、決まると楽しいのですが、ちょっと調子が悪いと音が落ち着かなかったり、たいへん。

ウベルトはCからhigh-Dで、しかもあれこんなところにhigh-D?という無造作な使われ方。エレナはlow-AsからBで、あら、そこまだ下がるのね、という感じ。コントラルトのマルコムはlow-Fisまであります。
カストラートがまだ存在した時代の音楽なので、女声の強い低音とか、男声の高音とか、そういう中性的な音が好まれたのかもしれません。

DVDのエレナは、プチ・サザーランドというような、ソプラノっていう感じの声で、アジリタは綺麗だし、低音域もギリギリあるのですが、やっぱりこの役はもうちょっとメゾに近いほうが好きかも。

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