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ロッシーニ万歳

アジリタが歌えない人は、ほんとはレガートも歌えてない、って。

今日は湖上の美人、アリアのピアノ合わせ2回目にして最終、あとは本番だけ、でした。音は取ったし暗譜もしたし、それなりに歌い込んではいるけれど、まだ納得できる仕上がりではないです。なんかまだベッリーニっぽい…。

ルチーアでドニゼッティを、清教徒でベッリーニをやったのですが、ロッシーニはまだハイライトも全曲もやってない。ちょいちょい機会を作って歌ってはいるのですが、どこかでまとめてガッツリやりたいなと思っています。特に、コルブラン初演のもの。

やっぱりロッシーニはイタリアものの基礎だと思います。なんといっても、技術的にダメだとそもそも歌えない、っていうところがハッキリしてていい。楽譜自体が声楽教師みたいなもので、正しい発声ならこれが歌えるし、正しくないと歌えないんだよ、と言われているようです。ぐるぐるしている曲も、そうでない曲も。だから、やったらやっただけ(量じゃないけど)結果が出るし、他の曲をやって、帰ってきて、歌えるようになっていることもよくあります。

ヴェルディとかプッチーニとかは、譜面も簡単だし、“ドラマティック”だし、なんとなく歌えてしまうところがある。声がまずくても勢いとか雰囲気で押し切られることもある。モーツァルトは誰でも歌えるけど、きちんと歌うのは極端に難しい。声楽的ではなくて器楽的。……私はまだまだ苦手です。

あと、ロッシーニの主役級ソプラノは、今のソプラノの感覚でいうメゾ域がないと歌えない。かといって上がないわけではないし、とにかく2オクターブ以上、ムラがあると崩れてしまう。レガートとアクセント、スタッカートのバランスもいい。そういう意味でも声のチェックには最適です。ロッシーニ万歳!

今のところ、ロッシーニで歌っているものでいちばん難しいのは、セミラーミデとアッスールのW悪役二重唱。最後の三連符なんかどうやって入れたらいいのかわからなかったけど、やっと入るようになってきました。これ、よく聞いているのはスチューダーなのですが、ソプラノは当然として、サミュエル・レイミーが呆気にとられるほど完璧で、バスバリトンが歌えるんだからソプラノが歌えないでどうする、って。……アッスール歌ってくれる人はずっと探しているのですが、実際に目の前でバッチリ歌われると、私、落ち込みそうだなあ。

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