« 夢のあと | トップページ | 謎の三角と声の形 »

エレナのロンド・フィナーレ

次の課題に立ち向かう気力が少しだけ出てきました。というかやらないとマズい。

次のステージは来月。うちの先生のところの2年に1度の発表会♪です。数十人のロングランで、私の出番は何時になるのやら…。

一曲しか歌わないのですが、他の方と被ってはいけないので、誰も歌わなそうなロッシーニから、前回は「グリエルモ・テル」のSelva Opacaを、今回は「湖上の美人」のロンド・フィナーレ、Tanti Affettiを選びました。どちらも難曲で、背伸びした選曲ですが、発表会だからちょうどいいかな、と。

テルのマティルデは、ソプラノの役なのですが、湖上の美人のエレナは、かなりメゾソプラノに近い音域で書かれています。アリアはlowAから上は今回のヴァリエーションでhigh-C、本来はその下のBまでです。エルヴィーラはC-highEs/Fisだったので、三度ぐらい全体が低いのですが、声はとっても落ち着きます。ロッシーニの重めのソプラノの役は、どれもとても楽に歌えて好きです。

アリアは、最初ピース(+リッチのAppendix2)を見たのですが、クリティカル・エディションのスコアがかなり違って、ロッシーニ謹製のヴァリエーションもきっちり載っています。私はパリ版を中心に切り貼りしてみました。ロッシーニのアリアはまず工作から始まります。

この曲をはじめて聞いたのは、私の大好きなジョイス・ディドナートの、コルブランに捧ぐ、というアルバムです。そう、これ、セミラーミデの初演と同じく、コルブランの曲。ディドナートの滑らかで深いアジリタはほんとうにうっとり。他の人のも幾つか聞きましたが、結局戻ってしまった。

この曲で好きなのは、BからBの2オクターブの跳躍。あとB-highCのトリル。ときめく胸の内をあらわした揺れ動くアクセント。アジリタものなのに、Maestosoで始まるところも好きです。スタッカートと分散和音はちょっと苦手だけどがんばります。音取りは、倍のスピードでピアノを弾くので、むちゃ時間がかかっています。指が回らないし。

曲は、身分を隠した国王に惚れられたエレナ(恋人あり)。国の重鎮である父親が、国王との戦いで敗れたのですが、最後に国王がエレナの願いによって父親を赦免し、恋人との結婚を祝福する。その喜びを歌ったフィナーレです。

と、自制のきいた王様がとてもいい役でこれはハイテノール。清教徒アルトゥーロ役初演のルビーニも歌っています。相思相愛の恋人はコントラルトのズボン役、あと厳しくて優しいお父さんも素敵な役で、これは高めのバス。エレナに恋するもう一人のテノールは重め。これも清教徒と同じで、悪役がいないオペラなので好きです。将来、なンとか抜粋ででも、できたらいいなあ。

|

« 夢のあと | トップページ | 謎の三角と声の形 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 夢のあと | トップページ | 謎の三角と声の形 »