« エレナのロンド・フィナーレ | トップページ | ルチアーナ・セッラのディノーラ »

謎の三角と声の形

エレナのレッスンに行ってきました。

ヴァリエーションがまだゼンゼンで、音を見ながら歌っている状態。でも楽しい曲です。とにかく中身は喜んでいるだけなので、なーんにも考えないでコロコロしてればいい。しかもロッシーニのアジリタは、声楽的に無理がないので、レガートライン優先なベッリーニや、ちょっと器楽的なマイアベーアに比べると、発声練習しているようなものです。音さえ取れてれば……。

ロッシーニの校訂譜にある、クレッシェンドとデクレッシェンドが閉じて三角みたいになったのって、どういう意味なのかなあ。謎の三角。

今日は先生と、いろんな方の「声」についてお話をして、先生の感想と、私がご一緒に歌っていて感じたことがけっこう一致して、嬉しかった。声の色、堅さ柔らかさ、響きの方向、倍音の付き方。……でも、こういうことがわかってきたのは、私はお稽古の後半。先生は客席で聞いてくださっただけなのに……やっぱりすごいなあ。

響きの形、方向は、私の身近に歌わせていただいた方だと、エドガルドさんは放物線を投げて、そこから展開していく感じで、とても綺麗。リッカルドさんはサーチライトのような前方90度、という感じで、ものすごくまっとうで安心していられる。おじさまは全方位を埋め尽くしにいく感じで、圧倒されて頭がくらくらします(客席だと)。私の大好きなホセさんは風に乗ったミストのように広がって、壁に溶け込んでいく感じで、癒されます。逆に苦手なのは、この形が真っすぐすぎる人で、なんだか悪酔いして聞いていられない。……私自身はわからないし、形が見えるほどの響きも持ってないと思います。完成したらどういう系統の形になるのかなあ。これって目指して目指せるもの?

声の色は、今回の清教徒では、リッカルドさん、アルトゥーロさん、エルヴィーラ、ジョルジョさん、の順で暖色〜寒色だったと思います。私自身は自分の声の色を、モーブだと思っています。曇った濃いめの紫色。

声の形、というのは声自体の持っている周波数とか倍音の構成のこと。声の個性の主な部分。私は、おじさまのお声がとても不思議で、いつもじーっと聞いて、この変わった形は何がどうなっているのかしらん、と考え込んでしまいます。そこが魅力的だと思うのですが、とにかく不思議。

私自身はいろいろ歪な声で、パッサージョ(チェンジ)はFisで普通より高く、ハイソプラノでもおかしくないのですが、周波数のいい部分はソプラノと思えないほど低い(音響技師さんによると)。みなさまが褒めてくださるのも中音域。だから、いつも選曲悩んでばかり。でもロッシーニのセリアの低めのソプラノ〜ほとんどメゾの音域の、は一番しっくりくる気がします。……高音欲求不満にさえならなければ。

|

« エレナのロンド・フィナーレ | トップページ | ルチアーナ・セッラのディノーラ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« エレナのロンド・フィナーレ | トップページ | ルチアーナ・セッラのディノーラ »