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メゾもの

裏レパートリーを歌う機会がありそうなので。

ソプラノとメゾとアルトの違いは、音域としてはそんなにないです。ハイソプラノがC-highEとすると、重いソプラノがB-highC、メゾでA-B、アルトでF-Aぐらいじゃないでしょうか。

一般的な声種解説では、メゾ、アルトというのは、ドラマティコより重いとありますが、正確には深いんだと思います。たとえば私の声でいくと、ロッシーニのコントラルトは許容範囲ですが、ヴェルディのメゾはちょっと無理しないとダメ。そもそもヴェルディのドラマティコ、運命の力とか、も範囲外。トロヴァのレオノーラがギリギリです。清教徒ならエルヴィーラもエンリケッタも歌いたいですが、カヴァレリアのサントゥッツアとか、やらないです(アリアだけなら何とかなるけど)。でもベルカントのドラマティコ(ダジリタもの)は許容範囲。というかそっちが目標。女王様シリーズ、ノルマ、テル、セミラーミデ、あのあたり。

要するに、ソプラノ、メゾ、コントラルトの区分というのは、基本的にどうでもいいです。ベルカントの時代にそんなに厳密に分かれていたわけでもありません。メゾなんてなかった時代もありますし。重要なのは、様式によって、声の質量が必要か、響きの深さが必要か。そういうことだと思います。私はそんなに質量のある声ではないです。体力勝負はできないし。

ということで、メゾアルトもののアリアで好んで歌うのは、ヘンデルの幾つかと、オルフェオ、タンクレディ、シャモニーのピエロット。ジョコンダのチェーカ。このあたりが裏レパートリー。セミラーミデだって、別にアルサーチェでもいい。でも男役の演技は無理。やってみたいのは、ロッシーニだとチェネレントラとかいろいろ。あとファヴォリータ、サッフォ。フランスもののメゾは素敵な役が多いのですが…。

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