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清教徒終演

お稽古も本番も、夢のような時間でした。

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昨晩寝ぼけながら録画を見たのですが、……何より、あの低声二重唱(Suoni la tromba)、客席で聞けた方が妬ましい。ぜったいいいってわかってたけど、本番の迫力は、歌も演技もすごかった。

私のほうで終演後みなさまが褒めてくださったのは、狂乱。8日ほどの出来ではなかったけれど、概ね満足です。声はやっぱり中音域がよいと言っていただけて…これは、私、メゾでもいいんじゃないかなと思う理由の1つです。あと褒めてくださったのは、ジョルジョとの二重唱。やっぱり本番はいちばんアンサンブル感があって、すごく楽しかった。おじさまも当日、とってもとっても柔らかな優しい声で、うっとりしながら歌わせていただきました。Cinta di fioriは私の宝物です♪ アルトゥーロとの二重唱は、とてもエキサイティングで楽しかった。テノールのhigh-D,Cという異次元の音を傍で、しかも抱き合いながらとか手をつなぎながらとかユニゾンで歌うとか、わくわくドキドキの緊張感が癖になりそうでした。

小さな事故はたくさんあり、私もいくつかやらかしました。お祈りでいきなり落とし、3幕の二重唱でも入りを間違ってしまいました。やっぱり余裕かましてたところで事故るものですね…。でも共演者の方たちと、抱き合ったり手をつないだりするたびに、大丈夫だよがんばって、と無言のやりとりをするのは好き。GPまで落とし続けたSon Verginは、演技放っておいて歌に集中しました。high-Fisはずっと無造作に上げていたので、当日GPからいちおうキメに行くことを意識してみました。

清教徒は、とにかく美しい、と思っていたのですが、通してみると……むちゃ激しかったです。ドラマティック好みな面子だったからかもしれませんが、とっても熱い舞台でした。

今回の公演は、ミニマムに徹しました。諸々の事情もありますが、清教徒の上演はほとんどが来日公演なので、いや、インディーズオペラで、コンパクトに上演することもできるんだよ、というのを示したかった。

キャスト7名、ピアニストに演出。大道具は椅子1脚(エルヴィーラとジョルジョの二重唱で私が座っただけ)。小道具も、ヴェール、剣2本、薔薇の髪飾り、ネックレス、お手紙。これだけ。衣装はエルヴィーラが3着(ピンク・ウェディング・ナイトドレス)、エンリケッタ様が黒。男声陣はアルトゥーロが赤、ジョルジョが黒、リッカルドとブルーノが白、ヴァルトンが灰色のシャツに、カマー、黒のズボン。
音楽も合唱部分はなし。繰り返しはカット。やや強引なところもありましたが、これもミニマム。1幕60分、2幕30分、3幕30分です。

リコルディのヴォーカルスコアの大きな誤植は、P113のジョルジョのCiascunはあるということ。その後のSoldati(1回目)は上がジョルジョ、下がヴァルトン。その次もジョルジョはリッカルドと一緒の旋律で譜ジョルジョの歌詞、ヴァルトンが譜ジョルジョの旋律と歌詞を歌うのが正しい。

ということで、清教徒、もっとやってください。

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