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清教徒でいちばん

さて、恒例かな。

清教徒でいちばん好きな曲は、Cinta di fioriです。ジョルジョおじさまのアリア。どうやらこの意見には賛同してくださる方が多そう♪ ジョルジョの旋律には、アリア以外にもところどころすごく、シンプルで優美で胸を打たれる部分があって、お稽古でもここ好き、ってニコニコしながら聞いてしまいます。オペラではおじさまが姪を溺愛しているのですが、私はジョルジョという役を偏愛しています。

自分が歌うのでいちばん好きなのは、ものすごく迷いますが、やっぱり狂乱のカバレッタかな。特に2回繰り返した後のAh l'amoreからのアジリタがとても好きです。ここは、アジリタというのは寝言であるべき、という、まさにそういうところで、とてもベッリーニ的。私はまったくテンポを動かさないで歌うのが好きです。かといって機械的なのではなく、言ってみれば天上的。この空っぽな感覚が大好きです。ルチーアでいうとSpargiなのですが、もっと純粋。

重唱でいちばん好きな部分は、3幕アルトゥーロとの二重唱の最後、high-Dのユニゾンのあと、Mio ben /Mia vita のアルトゥーロと上下交錯していくところ。通例カットされる部分なのですが、ハイテノールと歌う醍醐味だと思います。

演技はまだ入っていませんが、いちばん好きな部分は狂乱の中間部、Chi sei tu?からジョルジョ、リッカルドと絡むところ。特にEgli piangeから、3人の性格が凝縮されていて、やりがいがあるところだと思います。どんなふうになるのかな。リッカルドと絡むのはここだけなので、そういう意味でもすごく楽しみです。

いちばんカッコいいと思うのは、エンリケッタが女王であるとアルトゥーロに明かすシーン。時々メゾになりたい病にかかる私にとって、エンリケッタはすごくやりたい役。誰かやらせてください。

いちばんキツいのは、間違いなく、1幕フィナーレVieni al tempioのヴァリエーション。エルヴィーラで使う声は主に二種類で、便宜上ノンビブラートとビブラートと呼ぶとすると、ここはノンビブラートでしかも決して開けずにhigh-Dまで上がります。high-Dはこの曲で何度も何度も出てくるのですが、ここは特別。リッカルド、ジョルジョとはユニゾンになるのですが、2オクターブ離れると…。

いちばん好きなカデンツは、3幕二重唱が終わったフィナーレ、エルヴィーラがほんとうに狂っている唯一の部分。high-D(ヴァリアンテ、ほんとうはB)から中央Cまで一気に駆け下りるところ。狂気を表現するのに、この異様な2オクターブ以上の下降音型はぴったりです。異様であるためには、発声が変わってはいけないのですが。逆にいちばん嫌いなカデンツは、Son verginの前かなあ。どうも優美に決まらない。

あ、いちばん嫌い…というか苦手な曲はSon verginです。この曲はカデンツを除いて、ヴァリエーションを歌わないつもりです。どのヴァリエーションも、ベッリーニ以上の旋律だと思わないし、いちおうアジリタできるんですよという意味では、狂乱のカバレッタ2回目をやることにしたので。ちなみにこの曲には、全曲で唯一、ジョルジョのアジリタが一瞬あります。うふふ。

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