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Aを見たら中音域だと思え

久しぶりにレッスンで清教徒。

以前、歌わない人に、「スーザン・ボイルについてどう思う?」と訊かれました。私はその人の名前しか知らないのですが、まったく音楽教育なしにオペラの曲を歌っているとのこと。なので、オペラアリアとして歌えているなら、それはどういう形であれ教育を受けたからで、そうじゃないならオペラアリアをただの歌として歌っているだけだ、と答えました。どんないい声を持っていても、オペラ歌手としては不十分だし、どんないい耳を持っていても、オペラは独学できないものです。

ということで、私も一人で歌えるわけはなく。清教徒のやりなおし、おじさまとの二重唱。はともかく、本日の課題は「Aを見たら中音域だと思え」。……ほんとの中音のA(ラ)じゃないです。high-Cの下のAです。…でもって、「少なくともhigh-Dまでは変えるな」。要するに、パッサージョからアクートを同じ音色で歌うため。って、あとEs,E,Fしか残ってないです(笑)。A,B,Cあたりを変えてとったほうが、アジリタは一見華麗に聞こえるのですが、でもそれは反則なのですよね。開けたくなったら縦に開け、音を決めたくなったら唇の犬歯の部分で。できないわけじゃないんだけど……癖ってなかなか取れません。

それと、やっぱり音色の問題で、「可憐」の方向性が間違ってる、と。町娘じゃないんだから、深い声じゃなきゃいけない。……ん〜。それはだんだんわかってきたのですが、深いと重いとペットの声の区別がイマイチつかなくて、浅いほうに逃げてるのかも。とにかく、私の声でどれだけ深いところでとって歌っても大したことはない、と(だいたい大塚さんと歌わせていただいてるのだから、コロラトゥーラ・ソプラノの浅い深いなんか、お子ちゃまみたいなものだし!)。……意識改革です。脳を騙さないと。

あとはお悩み相談。お祈りの四重唱の構成を教えていただいたり。和声で誰の音がキーかとか、見えない転調とか。へえ、の連続。先生いわく、強弱とかアクセントとか一切表示がなくても、この音型でこの和音進行なら演奏はこうなるはずだ、と。だから、フォルテとかピアノとかを額面どおりに受け取るのではなくて、それが何を意図しているのか見ないといけない、と。ま、とりあえずエルヴィーラは比較的ヤヤコシイ音を割り当てられずにすんでいるので、外声的にしっかり調性を表示していけばいいのかな、と。

なんだか試験の途中にカンペを見ているような気分ですが、それぐらいズルしないと、私にオペラなんかできるわけないやん、と開き直っています。

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