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ディノーラ終演

ご来場のみなさま、ピアニストさま、そして監修&指揮&ご指導の村田先生、ありがとうございました♪

村田健司先生のフランスオペラのコンサート、アールリリック3回目の出演(1、2回目はミカエラちゃん)。まったくもっていろいろご縁です。

当日の体調と声の調子は、イマイチの一言。風邪だと言わなきゃ風邪じゃない! でも歌いやすいゆめりあと、優美な音のピアニストさんのおかげで、リリックな部分についてはある程度のことができたと思います。アジリタは、フレーズの中のはそれなりだったけど、カデンツ的な部分は歌い足りない感じが出てしまった。high-Fは、ちょっと上がっちゃった。もっと自分を信じてしっかり捉まえにいかなきゃいけなかった。全体的に音の制御が不安定なのは……顎関節のせいじゃないと思いたいです。何か方法はあるはず。

当日の大失敗は、当日稽古から本番までの間に入ったデニーズで、ドリアを完食してしまったこと! 普段は本番前はもとより、稽古前もそんなに食べないのに。お腹の中に〜ドリアが〜ドリアが〜みたいな感じで、リハと本番がやってきてしまいました(笑)。

曲というか役は、やはりレンジの広い役で、最近私の選ぶ役はみんなそうなのですが、充実した中音域とリリック(あるいはドラマティック)な表現、ソプラノの最高音域、それにアジリタのすべてが要求される役です。それでいて、影と遊んじゃったり、しくしく泣いちゃったり。

フランスものとして特別だったのは、とにかく強拍に強勢が来ないこと! イタリアものだと、1小節とか2小節とかそういう単位で波があるのですが、フランスものは小節とか拍に関係なくうね〜うね〜としています。だからアジリタもその「うね〜」の中に入れないといけない。影の歌も最初、レジェっぽくスタッカート気味に歌っていたら早速NGが出てしまいました(そっちのほうが簡単…)。縦線があって、長音の中に装飾音があるドニゼッティとかとは、フレーズ感というか力の使い方がちょっと違う。だからもうちょっとうねうねに体を慣らさなきゃいけなかった。レガートとかリリックな部分でも一緒で、フレーズは小節線と関係なくすーっと伸びていく感じ。

ミカエラちゃんとディノーラちゃんを歌って、共通しているのは、可憐な役なのに、響きの必要な低音が容赦なくあり、感情の生などろどろした部分を隠さないし、むしろその人間的な部分を表現しないといけないこと。ベッリーニとかロッシーニとかとはやっぱり違います。でもそれでいて、発声にドラマティックな要素はない。リリック系の重さが基本にあって、ピュアな部分とかアジリタとかが上澄みでついてくる感じ。

ハイライトは冬〜来年の予定。二重唱と三重唱、むちゃくちゃ難しいですが、とっても楽しみです。でもその前に、清教徒!!!

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