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江東オペラのボエーム

素晴らしかった。

私、基本的に公演についても、歌手についても辛口であまり褒めないのですが。ブログでは褒めるようなことしかあまり書かないので、そういう印象がないかもしれませんが…。

今日は江東オペラのボエームを見に行ってきました。モチロン、青地英幸さんのロドルフォを聞かねば!です。でも、最近、平均的にコンサートとかオペラの当たりが悪かったので、過剰な期待はせずに行ったのですが…。いや、素晴らしかった。とてもよくバランスのとれたキャスティングで、お手本になるような過不足のない演出と、適切な演技、テンポとかは、やや?なところも時折あったし、歌手がみな完璧だったかっていうとそうではないのですが、そういうのも含めて、全体のバランスがとれていて、ボエームを見た!という感じでした。

ロドルフォは、私は青地さんのお声を聞いてるだけで幸せなので…。ミミ4幕経験者としては、テノールがああだったら歌いやすいだろうなあ、という感じでした。あと良かったのはマルチェッロ。4幕の二重唱は、切ない場面なのにニコニコして聞いてしまいました。

私、プッチーニを歌うのは嫌い(トゥーランドとトスカを除く)、中でもミミは大嫌い(病気だし別れるし死ぬし)なンですが……あそこに身を置けたら幸せだろうな、という公演でした。

台本、曲、ト書き、役に「忠実に」やることの意味というのは、私はとても大きいと思います。予定調和で何が悪い、ベタより強いものはない。オペラの上演は芸術の創造ではなく、脚本家が書き、作曲家が作ったものの再現です。しかも古典落語と同じで、今まで残っている演目には、それ自体力があるのです。

帰り道、周りの(たぶん歌わない)お客様が、来てよかった、楽しかった、とおっしゃっている声がとても印象的でした。こういう公演ができれば、ほんとうに素晴らしい。主催者の方に敬意を表します。

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