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年の瀬に

なんだかすごい年でした。

年の瀬に…今年を振り替えると、私生活は黒猫と別れ、シマシマの猫が来たという一年でした。一時ダイエットしたのに、ちょっと戻っちゃったねという一年でもあります。

とにかく激震だったのは歌方面。舞台を多くこなしたとか、新たな挑戦が多かったというのもあるけれど、一番大きいのは、自分がどうしたいのか、どういう立場で歌っていきたいのか決めて、それに向けて踏み出したこと。そしてその時に、いろんな意味で支えてくれる人たちとの繋がり、出会い。その中でうまれる次々の発見、変化。不安と自信、そして何より、私はこんなにも歌うことが、お客様に楽しんでいただくことが好きだったのだ、ということ。

私はプロ(職業歌手)にならない。道楽で歌っています。道楽だから時間もお金も体力もかけられるし、努力できるし、嫌なことはやらない。スカラ座はめざさないけれど、ただ、うまくなりたい。大きな舞台で歌いたいと思わないけれど、心に残る舞台を作りたいし、いいアンサンブルがしたい。できるだけ純粋なところで音楽がしたいのです。

最近いろんな歌手や、その周辺の方とお話させていただくにつけ、私はとても美味しいスタンスにいるのだと思います。ただ、そういう立場で絶対やってはいけないのは、プロでないということに甘えること。舞台に立てばお客様には歌手のスタンスなんか関係ない。役をやれば相手役にも関係ない。歌手の方が受けてこられた教育、重ねられた経験、培われてきた声。それらに敬意を払いながら、努力し、成長し、一部分だけでも対等に立てる、そんな気概と、それを叶える力がなくなったとき、たぶん舞台はつまらないものになり、私は歌っていてはいけない歌手になってしまう。

それを肝に銘じて、2012年は、ルチーア、そして清教徒。その後にも、やりたいものはたくさんあります。どこまでもつかわかりませんが、悔いだけは残らないようにがんばります。

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