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発声練習の軌跡

ロッシーニ大好き。

去年の今頃、ボエームを歌わなきゃいけなかったとき、声の調子を整えるのに歌っていたのは清教徒でした。ドンジョヴァの時は、ルチーアと、最後のほうはヘンデル。カルメンの時はセミラーミデ、今は椿姫を歌わなきゃいけなくて、グリエルモ・テルを歌っています。

一つには、目先やらなきゃいけない曲というのは、テンポとか表現とか自分の思う通りには歌えないし、演技をしながらだったりして、発声のことばかり考えるわけにはいかない、というのがあります。もう一つはやっぱり、好きな曲というのは、イコール体が自然に正しいポジションになる、広がっていくもの。ノルマのCasta Divaとか、テルのSelva Opacaとか、地味に無茶苦茶難しいものもありますが、変な難しさではなくて、正しい発声の延長線上の難しさだと思います。路線は違うけれど、ヘンデルのTu sol casti il mareとかも。アジリタも、今の声が正しいかどうかの目安。

私が変な難しさ、だと思うのは、たとえばカヴァレリア・ルスティカーナのサントゥツッアのVoi lo sapeteとか、ボエームのムゼッタのQuando men voとか(プッチーニだいたい)。それとは違うけれど、フィガロのコンテッサのDove Sonoとか。でも人によって違うんでしょうねえ……。

椿姫は、歌いにくくもないけど歌いやすくもない。そのうち環境を整えて向き合えたらきっと楽しいのだと思うのですが……。自主公演でやりたい、というにはメジャーすぎて面白くないかなあ。

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