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崩れたショートケーキ

昨日はあるコンサートに行ってきました。

……えーっと、歌詞がひどくて、曲がひどくて、歌手はよくて、カーテンコールに全員並ばれたら、拍手するべき? 作曲家の方が、プロ生活何十年の集大成と自画自賛されていたので、おかげでこの方の作品は今後聞かなくていいな、と。

リズムと選語の統一感のない歌詞に、日本語を無視した音楽がついていて。素人が歌ったら何言っているのか全くわからないところですが、そこはプロ。は?と思ってリブレットを見なおしたところは歌詞自体おかしい、というぐらいクリアでした。特にソプラノさんの日本語の発語と、ひどい歌詞割りに負けない声の安定感は素晴らしかった。メゾさんの深みのある声も、テノールさんのクリアな響きも、バリトンさんのまろやかさも良かった。……これで曲がよければうっとりして帰れたのに……。

歌う、演奏するということは、スポンジ(曲)の上に生クリーム(演奏)を付けるようなもので、昨日はその上に乗っているイチゴ(容姿とか演技とか)もとっても綺麗だったのに、スポンジがひどい形だったものだから、ショートケーキにならなかった。それでも歌わなきゃいけないプロの人は大変ですね。ま、仕事なんてそんなもの。そういうのを避けることができるのがアマチュアのいいところです……たぶん。

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