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過去と未来

過去を振り返っても仕方ないし、未来を考えても仕方ない。

オフェリの時の声をそのまま伸ばしていたらどうなったかしら? と思いつつ、これだけ外から見た骨格が緩んで変わっているのだから(体型が、ではない。体型も、だけど…)、声を出す周りの骨格も変わっているはず、と思い当たりました。病気でなくても体は変わって行くので、その時のベストを探るしかないのが、体が楽器な声楽の面白いところでも、苦しいところでもあります。昨日一昨日と同じ人の声を2日連続聞いていても、確かに違いますし。

ハムレットを歌ったのは、本格発症から確定診断の間。過剰な不安でいっぱいで、また、まだいろんなことが諦めきれてなかった頃。というと今はどうなの?という感じですが。今は未来に対して、ヴィオレッタのような感じ。歌うのやめなさい、と言われたら、2幕のパパちゃんとの二重唱状態かもしれません。あ、主治医に、オペラやっていいですか?とは訊いていないけれど。

昨日オッターヴィオくんが、オペラで女声の役をやるなら、ミミかヴィオレッタ。病気で死ぬシーンをやりたい、そうで。そういう儚い感じというのはさすがにテノールでもないので、憧れるのかもしれません。私は、なンで病気なのに病人の役をせにゃならんのかと、いささか気分が滅入りますが…。男声の役ができるなら、バスの、精神的に大きな役がいいなあ。ナブッコの大祭司さまとか、清教徒のおじさまとか。

ドン・ジョヴァンニが終わったらきっと淋しくなるよね、と先日ヅェルリーナとしみじみしていました。とりあえず終わったらしばらく燃え尽きたい、かな。まあ先のことは先のこと。客席から下りてきて階段通って舞台に上がれるか、というほうが重要です。今の調子なら何とかなりそうなのですが、最悪危なそうだったら、誰かに侍女役でエスコートしてもらおうかなあ。他の人と出るところはいいんだけれど…目隠しでもなンでも(笑)。

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