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エルヴィールの姫さま

モリエールのドン・ジュアンをやっと読みました。

ジョヴァンニ物語は元が伝説なので、原作というほど原作ではないですが。

モリエール版のエルヴィール嬢の出てくるシーンは、オペラで言うと最初のアリアと、最後の乱入だけ。しかも追いすがって一目会った瞬間に、愛情が冷めているのに気がつき、ドン・ジュアンを非難はするものの、屈辱に追いすがることもせず、早々に世を捨てる覚悟を決めてしまいます。最後のシーンは昇華した愛情と憐れみから、神様のくだされる罰から大切な人を救おうと静かに説得するだけ。そんなストイックな彼女にドン・ジュアンがムラムラして泊まっていくように言うのも拒んで、それでおしまいです。コメディ要素なし。
モリエールの設定では、エルヴィールはもともと高貴な生まれの修道女で、ドン・ジュアンのために何もかも捨てて家の恥となり、残りの一生は悔悛に送ると。ちょっと式子内親王っぽい雰囲気があったりなかったり。間違っても「心臓を引き裂いてやる」とは言わなさそうなお姫様。参考には……あんまりならないかなあ。

楽しみの報いで、今日はあちこちボロボロ。足をひきずるまでは行っていないけれど、最近左の股関節がズレ気味であやしいです。立ち稽古に入ったらよくよく考えておかないと。

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コメント

勉強になりますた。

投稿: にわひろし | 2010/12/22 19:32

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