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崇徳院とはやぶさ

崇徳院という落語があります。私のiPadにはもちろん枝雀さんのが入っているので、仮住まいでも一緒です。

この落語に出てくる、熊はんの嫁はんが大好きです。若旦那の惚れた娘さんを探し出したら、お金持ちになれる。亭主が探しまわって帰ってくる。でもダメだった。
「一生懸命やらしてもろて、あかんかったらしょうがないの」
嫁はんになる予定は全くないのですが、彼女は私の理想です(ぜひ聞いてください)。

今回ドン・ジョヴァンニの公演をすることになって、一番必要なのはこういう気持ちだと思っています。しょうがない、というのは、結果について後悔しない、ということです。体を壊さない程度にほどよく無理して、生活を壊さない程度にほどよく、ちゃんとがんばって。努力はするけれど背伸びはしない。プロダクト自体、いろんな事情から、元より無謀な挑戦ですし、あかんかったらしょうがない。関西弁はそこ繊細です。一生懸命やらしてもらう。周りの方のおかげと、幸運によってやらせてもらっている。3ヶ月前を考えれば、キャスト揃ってお稽古している今の時点ですごいこと。悲観的な私にとっては、すごい幸運です。

最近、はやぶさちゃんがおつかいできていた、という超特大ブラーヴォなニュースがありました。川口教授によると、100点満点の500点だそうです。5000点でも5万点でもいいぐらい素晴らしいですけれど。私もはやぶさプロジェクトを見習って、譜読み、暗譜、演技、体調管理、本番。それに雑務も入れて、100点満点の600点ぐらいの気分で行こうかと思います。

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