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関節を助ける靴の話

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靴を作ってもらって、半年ほどたちました。大変快適です。ちょっと恥ずかしいですが、同じ症状のかたのご参考のために、裸足に履いた写真を貼っておきます(あ、足の傷は花緒ズレです)。
【今までの靴の悩み】
1.足指の付け根の関節の柔らかさ
・スニーカー、介護用などの場合…足指の付け根の関節が広がった状態で重みがかかるため、さらに広がり、関節が痛くなる。
・パンプスの場合…同様に、つま先の細すぎる靴では足指の付け根の下の関節が重なり合って歪んでしまう。そのため、指先が先に突っ込み、小指が内反する。
2.足首の柔らかさ
・足首が内反(内側にねじれること)しているので、足を着く時に歪む。
・ナチュラルな状態で足首が伸びている(バレエ立ちのように)。
・そのため脚に対して足が直角である状態の方が筋肉が緊張する。
3.膝の柔らかさ
・膝が不安定なので、足を浮かせないで歩く癖がついているため、靴の裏が減りやすい。
・靴の裏が斜めになると膝に負担がかかる。

【デザインの工夫】
この靴は簡易足型を使ったフルオーダーです。
○1について
・締めたい位置にエナメル(あまり伸びない)のベルトをつけた。
・足型をとってもらうことで、つま先を指が自然におさまるラインに。
○2について
・足首の固定をベルトではなく、関節を完全に覆うものにした。
・靴の裏も皮でできており、足首の前とアキレス腱のラインを固定したので、かかとが浮かなくなり、足に対する脚の角度を固定した(このことで内反によってこけることはなくなった)。
・太めのヒールによって足と脚の角度を自分にとってナチュラルなものにした。
○3について
・足首が固定されていることで、地面との距離がはかりやすい。
・かかとの減りは早めにヒール直しをしてもらう。

【感想】
・何より、歩くのがとにかく楽になりました。特に1について靴に邪魔をされない→靴に助けてもらう、という発想の転換は、以前シューフィッターの方に教えていただいたものです。普通の方でも3Eの靴を履いているから余計に、外反母趾が直らないのかもしれません。
・エナメルを選んだのは、深い藍の色合いが気に入ったからなのですが、ほとんど伸びず、最初のフィット感が続いているので、結果的に素材として大成功でした(ちょっとSMっぽいと言われるけれど、それも私っぽい?)。
・足首を固定したことで、膝の負担は少し増したように思いますが、ゆがみが少なくなったぶんだけ楽にもなっていると思います。
・この靴の良さを市販のパンプスと比較すると…つま先のラインと足首の固定の他に、ヒールの上にきちんとまっすぐ体重がかかるという点が一番大きいです。私の足も特殊ですが、ヒールにゆがみができやすいものが多すぎます。ちなみに市販の靴で一番私に合うのはピンキー&ダイアンです。
・この靴の良さを柔らかい老人用の靴と比較すると…足の裏と足首、脚の角度が固定されることが一番です。また、ゴム底ではすぐに減って、関節に負担がかかります。
・先日専門家の方が、ヒールがあると内反しやすく、足首を捻挫する率が高くなるとおっしゃっていました。しかしこの靴にすることで内反のリスクはかなり減りました(裸足で歩いているほうが危ないぐらいです)。

ということで、エーラス・ダンロス症候群ではなくても、同じような悩みでおしゃれな靴をあきらめておられる方のご参考になればと思います。

追記

重要なことを忘れていました。私の場合、踵がない状態では膝は通常より伸びてしまっています。踵があると膝が少し曲がって、アーチ型分散になるのです。なので膝への負担も少し踵があるほうが楽です。

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