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速度違反

昨日はある会で、『結婚手形』のファニーのアリアを歌いました。普段狂乱ものとかを歌うときは、フレーズを丁寧に歌いこむのですが、今回は爆発力というか、聞いている人がうわあ、と思うような感じを目指してみました。ハードロックみたいなね。先生には怒られそうですけれど、素人だもの、たまには好き勝手やりたいもん。
ファニー的シチュエーションは、借金のカタに金持ちの知らん男と結婚させられそうになったけど、その男がカッコつけて恋人と持参金つきで結婚できるようにしてくれた、というところ。右手にそのオッサン、左手に恋人。オッサンに向かって、言うても言い切れんぐらい感謝してます、と話はじめるのですが、だんだんシチュエーションに酔ってきて、恋とは~と語り始め、自分の世界にまわりを引き込んでいくような。ファニーはロマンチックな少女なんだけれど、将来は肝っ玉母ちゃんになりそうなパワーを持った元気な子。
曲は、短いレシタティーヴォ1(聞いてえ~)、カバティーナ1(むっちゃ嬉しいねん)、カバティーナ2(うちらものすごいラブラブやねん)、レシタティーヴォ2(フォーリンラブって感覚、わかる?)、カバレッタ(結婚するねんでー!)という感じ。はっきり言ってこの曲、普通に歌うとすごくタルいのです。旋律としての出来もそんなに綺麗じゃないし(笑)。喋る部分、つっぱしる部分と、うっとり歌う部分を対比させて、かつバラバラにならないように。カバティーナ1と最後のカバレッタは基本、ものすごい速さで歌いました。ピアニストも、この曲を知ってる人も、制限速度オーバーというぐらい。でも聞いてくださる方のほとんどは、こんな曲知りませんからね~。言葉がわからないコメディなので、大げさに、ダレないように。
曲をどう表現するか、というのは、当日まで決まらないことが多くて、特にこの曲は歌いこんでいたわけではないし、表現上の迷いもあったので、感覚としてはぶっつけ本番でした。でも舞台に立つと集中力が上がるので、ここはこう、こっちはこうというのをけっこう思い出しながら歌えるものです。まあ歌は人前で歌ってナンボですね。

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