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諦めることと諦めないこと

年初から、人生の一つの転機にいた気がする。転職やら結婚やらそういうものではないけれど、……もがくのを諦めた、と言えば多少は合っているのかな。鳥が空に高く飛ぼうとして、羽の弱さに力尽きて空を仰ぐような、果てしなくがらんとした気分。真っ暗な挫折ではなくて、真っ白で明るい諦め。痛くて苦しくて這いつくばるような体調でも、それに終わりがないとしても、すべてを諦める必要はない。幸運なことに、なのか残念ながら、なのかはわからないけれど、器用貧乏だもの。
最近野球を見るようになったのだけれど、たぶんそれはこの諦めによるものだと思う。自分の体を基準にして考えると、彼らのプレイは痛くて怖くて恐ろしくてどうしようもなく目を背けたくなる。なっていた。いろいろ調べたり試したりして、自分の体が普通ではないとわかって、やっと、それが彼らにはできることなんだとうっすらとわかりかけてきた(もちろんすごい努力があるんだろうけれど)。
私の好きな選手たち(阪神のおっさんバッテリー※)はどうやらわりと丈夫そうなんだけれど(歳だけど)、広島カープの試合で、横山竜士さんという投手が出てらしたとき、解説の人が、彼はルーズショルダーだけれど、中継ぎで大事に使ってもらっている、というようなことを話していらした(私は全身がルーズショルダーのようなものだ)。一瞬泣きそうになったけれど、ああ、と。それでいいんだ、と思った。緩い関節はたぶんある意味投手には有利なんだろう。そしてたぶん彼は賭けに勝っている。普通よりすこしリスクとリターンの幅の大きい賭けに。
最近、運動のトレーナーさんのところに通うようになって、一つものの見方が変わった。私は自分のかなりの関節(というか靭帯と腱)を知覚できるしある程度制御できる(痛いからだけれど)。これは傍から見るとすごいことらしい。今の私は運動らしい運動などできない状態だし、甲子園球場や他のボールパークにも行けそうにない(あんな観戦状態ではたぶん30分も体がもたない)けれど、トレーナーさんといろいろ発見していって、それがスポーツやらダンスやらをする誰かの役にたったら、とても面白いことだと思う。

※物心ついたときから阪神ファン以外になれない関西人で、発展途上より完成された技量を持つ人が好きで、身体能力より頭脳勝負優先の私ですから、下柳さん=矢野さんのバッテリーは見ていてすごく面白いです。

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